都市ガスはメタンを主成分とする天然ガスで
地下のガス導管を通じて各契約者の家庭に供給されます。
公共料金のためプロパンガスに比べて
ガス代が安いのですが
ガスの配管が通っていない地域では利用できません。
●メリット・料金が安い
・安全性が高い
●デメリット ・熱量が低い
・災害時の復旧が遅い
・設置する際の初期費用が高い。
設置に関しては、賃貸物件の場合すでにオーナー様が設置している為
賃借人は必要ありません。
プロパンガスはブタンやプロパンが主成分のガスで
液化したガスを充てんしたボンベを各家庭に供給するものです。
自由料金制のためガスの価格は販売店によって異なり
基本的には自由に販売店を選んで契約を交わすことができます。
●メリット
・都市ガスに比べて熱量が高い
・設置する際の初期費用が安い
・料金が交渉できる
・災害時の復旧が早い
(東日本大震災の被災3県において、全面復旧までの日数はプロパンガスの方が圧倒的に短かった)
●デメリット
・料金が高い
・料金変動がある
プロパンガスというのは、物件の外部にガスボンベを設置しガスを供給する方式となっています。
そのため、物件を借りる際は都市ガスと同様すでに設置されているため
賃借人からプロパンガスの業者を選ぶことはできません。
都市ガスの場合、基本料金や1㎥あたりの単位料金は1ヵ月のガス使用量によって段階的に変わります。
さらに、単位料金は原料費調整制度に基づいて毎月調整されているため変動します。
首都圏の場合 首都圏の場合、料金は6段階に分かれており基本料金は、
0~20㎥:約745円
20~80㎥:約1,037円
80~200㎥:1,210円
1㎥あたりの基準単位料金は、
0~20㎥:約143円
20~80㎥:約128円
80~200㎥:約126円
つまり月間20㎥のガスを使った場合、1ヵ月のガス料金は約3,605円になります。
関西圏の場合関西圏の場合、料金は8段階に分かれており基本料金は、
0㎥~20㎥:約745円
20㎥~50㎥:約1,337円
50㎥~100㎥:約1,596円
1㎥あたりの基準単位料金は、
0㎥~20㎥:約191円
20㎥~50㎥:約161円
50㎥~100㎥:約156円
つまり月間20㎥のガスを使った場合、1ヶ月のガス料金は4,565円になります。
都市ガスとプロパンガスの料金を比較すると、プロパンガスの方が約1.6倍高くなっています。
また、プロパンガスは自由料金制なので料金設定が大きく異なることもあり
さらに高額になる可能性も考えられます。
ガス会社を選べると言っても賃貸物件の場合は大家さんが決めることですので
自分で安いガス会社に変更することもできません。
これらの理由から、料金を重視する方は都市ガスの物件を選んだ方がよいでしょう。
ですが上記でご説明したように、プロパンガスは都市ガスと比べ
火力が多いのが特徴です!
プロパンガスは都市ガスに比べ約2.2倍も高い熱量を持っており、1㎥あたりの熱量は24,000kcalです。
熱量とは、同じ体積で出せる熱の量なので
単純に火力も2倍というわけではなく火力そのものはガス機器によって異なりますが
3口コンロでも同時に強い火力で調理ができるため
いくつもの強火を必要とする飲食店などで好まれています。
このような場合はプロパンガスの物件を選んだ方がよいでしょう(^^)/
実際私自身の体験談ですが、プロパンガスの物件で冬の時期二人入居していた際
本当に何も考えずガスを使用してると、月々の料金がなんと
12,000円と恐ろしい数字の請求が来ました。。。
初めての賃貸暮らしだったため、何もわからず使っていたらこのような結末に…
すでにご経験されている方もいらっしゃるかとは思いますが
これから初めて実家を出られる方は特に!!
今回の内容を是非参考にしていただけばと思いますm(__)m
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