引越し日から逆算して、荷造りの手順、日程を考えておきましょう。
最初からやみくもにダンボールに荷物をつめるのではなく、まずは新居のレイアウトと荷物の配置場所をイメージしておきます。
荷造りの開始は引越しの2週間前から開始するのがオススメです。その理由は、
◦荷造りを始めると、新たにゴミが出てきます。
引越し当日までに燃えるゴミ、燃えないゴミを最低でも2回は出すことができます。
1週間前だと1回忘れると引越し先まで運ばなければなりません。
◦荷造り途中で、予期せぬ衣類や食器など出てくる場合があります。
そうなれば、追加のダンボールや梱包資材が必要となり、引越し業者に再度依頼、
送ってもらう時間が必要となります。1週間前だと引越し当日にダンボールが来るなど慌しくなります。
◦不用品の処分は時間がかかります。
業者を選び依頼し、買取・回収に来る日を調整、実際に引取りに来てもらうまでに最低1週間は確保しましょう。
荷造りには通常1週間前後の時間が必要となります。
そのため、余裕を持って2週間前には普段全く使用しないものを整理しはじめ、
1週間前にはシーズンオフの衣服や雑貨、前日には普段使うものを荷造りしていきます。
そのスケジュールをもとに進めていきましょう。
まず荷造りをする前に、新居での物の収納の仕方をしっかりと頭でイメージをしてみましょう。
荷物と配置場所を決めておけば新居に引越す際の荷物の搬入作業がスムーズになり、荷解きも楽です。
まず住居を検討した際に利用した『新居の間取り図』を用意します。
各部屋毎に『誰が何をどうする場所なのか』を決めましょう。
次に、その各部屋毎に番号を振っていきます。
例えばリビングをA、台所をB、ダイニングをC、パートナーの部屋をD、子供の部屋をE、、、と図に書き込んでいきます。
新居の間取り図を元に、荷物をどの部屋に運ぶべきかマッピングしていきます。
例えば、A:リビングには電化製品のTVを配置するならTVにA、E:子供部屋に衣装ケースなどの大型家具を置くなら衣装ケースにEとマーキングしていくイメージです。
また、引越し当日には引越し業者にも同じものをコピーして渡しておくと搬入の際に『どの荷物をどこに運ぶか』指示ができるのでコピーを2枚用意しておきましょう。
この指示書がないと、引越し業者から都度「この荷物はどこに置きますか?」と聞かれ、新居でかなり時間がかかり非効率です。
新居の間取り図をもとに、部屋ごと、収納する場所ごとに荷造りをしていきます。
荷造りを進めてしていく上で必ず必要になるのが、ダンボールです。
このダンボールを上手く活用することによって、引越し準備もスムーズになり、
引越しが終わり荷解きをする際にも楽に片付けができるようになります。
ダンボールは蓋を閉めてしまうと、中のものを確認する方法が箱に書かれたメモ書きだけになるので
『ステップ2』で決めた部屋毎の番号(A、B、、、)をダンボールの外側に分かるように記載します。
合わせて部屋ごとに色分けしたテープを見やすい位置に貼っておくと、
番号分け・色分けで視覚的にも効率が上がり、引越し当日の作業がスムーズに流れます。
【大型家具の場合】
荷造り方法は家具により異なります。例えばTVや衣装ケースの場合は専用のボックスを引越し業者が準備できる場合があります。
専用のボックスがあれば、引越し当日に引越し作業員に荷造りをお願いすることができるので、事前に荷造りをする必要はありません。
専用のボックスが無い場合は、TVは梱包財で包み、衣装ケースの中身はダンボールにいれていきます。
【食器や割れ物の場合】
梱包財や新聞紙に包み、割れないようカバーをしてダンボールに入れていきます。
また、引越し業者によってはアート引越センターの『エコ楽ボックス』のような食器専用のボックスを準備できる場合があるので、
あらかじめ引越し業者に確認しておきましょう。