引越しの相場について解説します。引越し費用は時期ごとに異なり、一番安くなる時期や少しでも安くするコツをご紹介します。単身引越しの場合と家族引越しの場合でそれぞれ 費用相場を出しています。引越し代の総額目安にして計画を立ててみましょう。
引越しするとなると、まず気になるのはその費用です。
引越しには引越し業者に支払う以外にもさまざまな費用がかかり、その額は条件によっても大きく変動します。
そのため、引越しにかかる費用の相場や目安、料金の算出方法、仕組みを先に理解しておくことで費用を抑え、お得に引越しをすることができます。
この記事では、引越し業者を選ぶ際に役立つ情報を中心に、引越しをお得に行うポイントなども紹介しています。
ぜひ、引越し業者を選ぶときの参考にしてください。
引越し相場の基本となる基準運賃は、“距離制”と“時間制”の2種類から決まります。
距離制運賃は、トラックで荷物を運ぶ距離をもとに計算され、100㎞を超える移動距離があるときに適用されます。
時間制運賃は、荷物を運ぶ距離が100㎞以内の引越しに適用されます。
通常、4時間と8時間の基礎時間が設定されていて、作業時間の超過とともに追加料金が発生します。
引越し相場は上記のどちらかを基本運賃として計算されます。
また、引越し料金の相場は、通常期と繁忙期によって大きく変動します。
通常期は5月~1月、繁忙期は2月~4月と言われています。
繁忙期の中でも特に3月末から4月は入学や就職、転勤などで新生活を始める方が多く、引越し需要が増加するため、最も料金が高くなります。
一人暮らしの引越しの年間平均額は約5万円です。
繁忙期を外した5月~1月なら移動距離が20km未満で3万円前後、500㎞を超える場合で5万~7万円程です。
3月末~4月にかけては、通常期の引越し料金に1万円~5万円が上乗せされた金額がおおよその相場です。
荷物が少なめで15km未満の引越しだと4万円前後、500㎞を超える長距離になると6万円程度です。
さらに、荷物が増えるにつれて引越しの費用は高くなり、15km未満の距離で6万円前後、500㎞を超える長距離で12万円程度です。
二人暮らしをするための引越しは、いくつかのパターンによって金額が異なります。
単身者同士が新しい家で同棲を始める場合は単身✕2名分、どちらかの家に住む場合は単身✕1名分、現在二人で住んでいるところからの引越しなら2名分となります。
今回は、すでに一緒に住んでいる二人が引越しする際の価格を紹介します。
年間平均価格は約8万9,000円です。
引越し業者に依頼した場合に必ず発生する料金です。
料金構成は、(基本運賃)+(割増料金)+(実費)+(オプション)が一般的です。
引越し先までの距離や荷物の量などによって決められた基本運賃をもとに、引越しを行う曜日・時期により発生する割増料金、作業員の人件費や梱包費用、車両(トラック)代や運賃などの引越し作業に対して発生する実費、さらにピアノ、エアコン、自動車やバイクの輸送・運搬する場合などに発生するオプション料金の合計金額を業者に支払います。
いかがでしたか?
引越し費用には、引越し業者に支払う料金だけでなくさまざまな費用が必要になります。
引越しには、2月から5月の通常期と3月から4月の繁忙期があり、繁忙期になると引越し費用の相場が高くなります。
また、土日・祝日や午前中の引越しには割増料金が必要になることが多いです。
なるべく引越しの費用を抑えたい場合は、繁忙期を避ける、時間指定をしない、お得なプランを利用するなどの方法があります。
そして、引越し業者を選ぶときに一番大切なのが見積もりです。
見積金額やサービス内容は業者によって異なるため、複数社の業者で見積もりを出してから自分の理想や要望に近いおすすめの業者を選びましょう。