住宅ローンの今後の動向と変動金利のメリット・デメリット

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2022年02月12日

住宅ローンの今後の動向と変動金利のメリット・デメリット

こんにちは!エム・ハウジングです。本日は最新の住宅ローンの動向と、変動金利のメリット・デメリットについてご説明いたします。

変動金利とは

住宅ローンを利用する際には、金利が一定の固定金利と、経済状況などで金利が変動する変動金利の2種類があり、どちらかを選ぶことになります。

住宅ローンを借り入れている間が固定金利の場合は、毎月のローン返済額が変わらないため、資金計画を立てやすいというメリットがあります。一方で変動金利の場合は、固定金利よりも金利が低く、支払う利息が少なくて済む可能性があります。

変動金利は名前の通り、常に変動しますので、最新の動向について注視する必要があります。また、住宅ローンの融資を受ける金融機関によっては、設定金利が異なりますので、住宅ローンを利用する際は複数の金融機関を比較した上で検討する必要があります。

近年は今までにないほど「低金利」といわれています。それでは変動金利の最新状況や主要金融機関の動向はどのようになっているのでしょうか。次より、解説します。 

 

金利の動向

それではまず、変動金利の最新の動向(2022年2月1日現在)について紹介します。変動金利は固定金利と比べると金利が低いという特徴があります。

今月の長期金利の推移をみると、昨年から引き続いていたマイナス金利は、プラス、マイナスを行き来しながら、2月1日の時点で0.174%となっています。

日銀がマイナス金利の導入を発表した2016年1月末以来、6年ぶりの高水準となりました。

長期金利は上昇傾向を見せており、この上昇を受けて住宅ローンの固定金利にも動きが出てきています。2月の10年固定の住宅ローンについて、三菱UFJ銀行が3.39%から3.49%に、みずほ銀行が2.75%から2.8%に基準金利を引き上げています。 
一方、変動金利が影響を受けやすいとされる、現在の短期金利の推移をみると、マイナス金利が続いています。このことから、変動金利の最新の傾向と特徴としては、以下のことが推定できます。 
 

  • ・短期金利の水準はマイナス金利の状態が続く
  • ・2022年以降もしばらくは現在の水準が維持される見込み
  • 住宅ローンでもし変動金利を選ぶ場合は、金利上昇リスクについて検討する必要があります。その一方で、現在は日銀のマイナス金利政策の導入により、史上最低水準の低金利となっています。固定金利と変動金利とで実際には数値にどれくらいの差があるのか、事前に確認した上で金利を選択しましょう。

変動金利はどんな人に向いている?

住宅ローンには、前述した通り変動金利と固定金利の2種類があります。住宅ローンの金利プランではこの2つを基にして変動型、固定期間選択型、全期間固定型という3つが主に用意されています。固定金利期間中は金利の水準が大幅に上昇したとしても、金利は見直されることがないため、毎月のローン返済額は変わりません。
一方で、住宅ローンにおける変動金利では、金利の数値が変動します。固定金利と比べると金利が低いのが特徴です。金利は半年ごとに見直されるため、毎月の返済額が変わる可能性があります。変動金利には固定金利にはない条件なども設定されているため、そうした特徴を前もって理解しておく必要があります。 

金利が上昇するとどうなる?

住宅ローンで変動金利を選択した場合は、「金利が半年ごとに見直される」と前述しました。しかし、たとえ金利が変更されたとしても、返済額の見直しは5年に1回という決まりがあります。さらに返済額が増える場合は、従来の返済額の1.25倍の金額までが上限と定められています。つまり、半年ごとに金利が見直されても、実際に返済額が変更されるまでには、資金を準備することができます。
仮に、毎月の返済額が10万円だった場合は、返済の内訳が「利息6万、元金4万」だったのが、金利が上昇することによって「利息8万円、元金2万円」になり、さらに金利上昇が続くと、毎月10万円の返済がすべて利息となってしまいます。そしてまた金利が上昇すれば毎月返済額を超えてしまい、その超えてしまった部分が「未払い利息」となるのです。

金利が上昇することで返済額に占める利息の割合が多くなり、元金の返済額がなかなか減らないケースもあることから、金利の上昇が大きい場合は、毎回の返済額で利息を払うことができず、「未払い利息」が発生します。金利が下がれば返済額は少なくなりますが、金利が上昇することで、返済額が増えることとなるため、あらかじめ余裕資金などの貯えをする必要があるでしょう。

例えば、住宅ローンを借りる契約者が夫婦共働きで資金に余裕がある場合などは、もし金利が上昇したとしても、返済額が増える前に余裕資金を使って繰り上げ返済を行えば、元金分を減らすことができるため、金利上昇の影響による負担を軽減することができます。また、住宅ローンの借入金が少ない場合は、金利の上昇で受ける経済的負担は少ないといえるでしょう。

まとめ(メリット・デメリット)

最後に変動金利のメリットとデメリットについて紹介します。多くの金融機関が変動金利の住宅ローンを扱っています。定期的に金利が見直されることによって、金利が動く可能性があるため、返済額が下がるメリットもあれば、逆に金利が増えて返済額が大きくなるデメリットもあります。

過去最低水準の低金利といわれている変動金利ですが、これから住宅ローンの金利について検討する方は、低金利で得られるメリットについて十分に検討し、さらに金利以外にかかる手数料などを見込んだうえで、住宅ローン金利を選ぶようにしましょう。


もし毎月の住宅ローンの返済額が上がっても、預貯金などで対処することができるという方や、ローンの返済金額が少ない場合、返済期間が短い場合などは、金利が上昇した際の負担が少ないため、変動金利が向いているといえます。しかし、借入額や返済期間、年収などの条件によっては、変動金利よりも固定金利を選ぶ方がいい場合もあります。経済的な負担を十分に考慮した上で、金利のタイプについて検討するようにしましょう。 
いかがでしたでしょうか?住宅購入の際は皆様、住宅ローンを変動金利か固定金利でお悩みになられるかと思います。
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