皆さんこんにちは!株式会社エム・ハウジングでございます!当社は、不動産売買取引、、賃貸仲介、賃貸管理、不動産に関わる業務全般を対象とした会社でございます。
今回のお話は物件を所有されている大家さんの身に降りかかった災難のお話です。
これは私が某有名不動産賃貸会社に勤めて3年目頃、確か記憶ではゴールデンウィークあたりの真っ只中に起こったお話です。
皆さんこんにちは!株式会社エム・ハウジングでございます!当社は、不動産売買取引、、賃貸仲介、賃貸管理、不動産に関わる業務全般を対象とした会社でございます。
今回のお話は物件を所有されている大家さんの身に降りかかった災難のお話です。
これは私が某有名不動産賃貸会社に勤めて3年目頃、確か記憶ではゴールデンウィークあたりの真っ只中に起こったお話です。
当時私はまだまだ駆け出しの営業マン。契約もジャンジャンしたくて、毎日お客様のご案内に明け暮れていました。当時のお店は比較的お部屋探しのお客様もたくさんご来店くださる優良店舗でした。
そんな中お見えになられたのが、海外からはるばるジャパンにお勉強の為に来日された留学生のお客様でした。
私)「いらっしゃいませー!本日はお部屋探しでございますか?」
私の心の声)外国人!( ゚Д゚)。。大丈夫かな。日本語通じるかな。。
留学生)「ハイ、イエヲサガシテイマス」
私の心の声)いや!日本語うまっ!!(≧▽≦)
私)「ありがとうございます!失礼ですが、日本語はお分かりでしょうか??」
留学生)「ハイ、スコシワカリマス。ダイジョウブ。ユックリオネガイ。」
私の心の声)よかったーー。助かるぅぅ(^^)/
私)「初めまして。お名前お伺いしてもよろしいですか?」
留学生)「オネガイシマス。ワタシハ、アバストイイマス。」
私)「アバスさんですね。こちらこそよろしくお願いします。」
こうして、私とアバスさんのお部屋探しが始まりました。
お部屋探しはスムーズそのもの。皆様は外国人と聞いて身構える方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、日本に留学で来日される留学生は、優秀なエリートな方が多いです。言語の問題だけで、コミュニケーションが取れさえすれば、以外とスムーズに全てが進みます。今回もご契約→ご入居までは、スムーズに進みました。
ここからが、本当のトラブルの始まりです。。
入居後約2週間が経過した頃、お店に大家さんがご来店されました。
すごく顔色が悪いです。。
私)「お世話になります。先日はありがとうございました。アバスさんどうですか??」
澤田オーナー)「それがな。。ちょっと相談やねんけど、アバスさん何かおかしい人やで。」
私)「え!?そんなことないでしょ。普通でしたよ。日本語はお勉強中なので、多少は片言にはなられますが、お話も通じますし、何が問題なんですか?」
澤田)「多分やけどな、危ないクスリやってるで。私怖い。」
私)「えぇ?そんなことするような人には見えないですよ。なぜそう思われたんですか?」
澤田)「絶対私に呪いをかけてるわ。」
私の心の声)いやいや、あんたがやばいわ。。呪いて!(;一_一)
私)「そんなはずないでしょ」
澤田)「ほんまやで、毎日朝晩、私の部屋に向かって呪いの言葉を唱えてるぅぅ!!エロイムエッサイム言うてるぅぅぅ。。怖いぃ。」
私の心声)朝晩て!薬ちゃうねんから。。(>_<)
私)「にわかに信じがたいので、僕がオーナーの家にお邪魔させて頂いて確認してもよろしいでしょうか?」
澤田「頼むわぁ。お願い。」
そうして事実確認の為、私は澤田オーナーのお部屋に行きました。
補足ですが、澤田オーナーはご自身のお部屋を所有の賃貸マンションの中にお造り、お住まいされているオーナーで、201号室と202号室を1フロアに改装してお住まいで、隣の203号室をアバスさんが貸借されたという状況です。
そしてその夜のこと。
私)「そろそろですか?」
澤田)「そう。そろそろやで。」
時刻は夕方5時くらいでした。
アバス「ソロエヤムスケリツドギゴジササイク。。。。。パシイルモモネン。。エロイムエッサイムゥゥゥゥ!!!!」
私の心の声)(@_@)!!!ガチやん。呪いやん!!エロイムエッサイム言うてもうてるやん。
むしろ仕上げやん。仕上げにかかってるやん!!
澤田)「ね!呪いの呪文でしょ。。」
私)「確かに。。呪い以外の何者でもないですね。。。。」
澤田)「このまま私、呪われていくんかなぁ。。」
私)「さすがに今日は僕も怖いので、後日真偽を確かめましょう。」
数日後・・
アバス)「コンニチハ!ハナシッテナンデスカ!?」
私)「アバスさん、朝と夕方に大家さんの部屋に向かって、何か呪文見たいな儀式されてませんか?大家さんが毎日呪文が聞こえると怖がっていらっしゃるのですが。。」
アバス)「ジュモン?ナンデスカ?ワカラナイ。ドウイウイミ?」
私の心の声)えぇ!なんて伝えたらいいのや?分からん(>_<)
私)「えっと、ジャパニーズ呪い?OK?」
アバス)「ノロイ?チョットワカラナイ。」
私の心の声)上手く伝わらないな。。(・´з`・)
私)「えっと、アバスさん朝と夕方なんかぶつぶつ言うてるでしょ?ようわからん呪文みたいなこと。壁にむかって。」
アバス)「・・・・・ジュモン・・。」
そう言うと、アバスさんは少し考え込んで、あっ!?あれかも!みたいな顔をされて、話は続きます。
アバス)「オゥ。ワカリマシタ。アラーデスカ?コーランノコト!?」
私の心の声)(´・ω・`)。。。。。コーラン。。
アバス)「ワタシハイスラムネ。アラーニオイノリ!?オーケー?ワカル?」
私の心の声)おぉ!アラーに祈り!!
そうなんです。イスラム教の信者さんは、アラーの方角に向かって朝夕、神様に祈りを捧げるしきたりがあるんです。
私)「なるほど!分かりましたよ、澤田さん!これは呪いではないです!聖なる儀式です。」
澤田)「なんや?どういうことや?」
私)「早い話が日本の南無阿弥陀仏ですよ。イスラム教の儀式でお祈りをしないといけないんです。聞いたことないですか?アラーの神様」
澤田)「なんやようわからんけど、呪いじゃないんか?」
私)「全然違います。むしろ、止めたら宗教問題に発展します。」
澤田)「宗教やったらしょうがないなぁ。。」
ということで、今回はこのようなことも、文化・国の違いで起こりうることだと学習しました。
皆様の周りにも、日本に在住の外国の方がお住まいかもしれません。どうぞ、優しい目で見守り下さい。