居室として扱えない「無窓居室」とはどんなものか

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2018年11月05日

居室として扱えない「無窓居室」とはどんなものか


こんにちわ!
エムハウジングです(*´▽`*)


先日唇の裏側を噛んでしまいまして、口内炎ができました。。

口内炎ってストレスや栄養不足、寝不足などでもできてしましますので
傷つけてしまった等以外になってしまった場合は、一度自身の健康状態を見直すようにしないとですね!


そんな余談はさておき、、、

本日は「無窓居室」についてお話したいと思います!

 
 
建築基準法では、居室として使う部屋には最低限必要な採光面積を定めています。
窓はあるものの、なんらかの理由で採光面積を確保できない場合は「無窓居室」となり、居室として扱えません。 !

では「無窓居室」の詳しい定義とは?

 

無窓居室とは?


住宅で「無窓居室」というと、必要な採光面積が取れていない部屋を指します。

建築基準法では、人が長い時間過ごすと想定される部屋を「居室」とし、居室には、

採光が確保できる窓の面積(=有効採光面積)


を部屋の床面積の1/7以上設けなければならないことになっています。

「採光が確保できる窓」であることがポイントで、例えば窓の前面にエレベーターや階段がついており、
太陽の光が入ってこない窓については有効採光面積にカウントできません。

つまり、見た目上、窓がついていても採光有効面積が規定以下しか取れない場合は「無窓居室」扱いになります。
その場合は、居室扱いが出来ず、マンションの平面図上では
「納戸」「DEN」「サービスルーム」などと表記されます。 

 

無窓居室に関するありがちな誤解


繰り返しになりますが、マンションの平面図を見ていて、
広さはある程度あり、窓もあるのに「納戸」と表記されている部屋は、
建築基準法上採光面積が足りておらず居室扱いができない部屋です。
 

それでは、この部屋を寝室や子ども室として使ってはいけないのでしょうか?

実際は、購入した住戸をどのように使うかは購入した人の判断に任せられています。

ただし注意したいのは、居室として使用できる仕様になっていないケースがあることです。
居室ならエアコン用のコンセントや管を通すスリーブ(穴)、
テレビや電話回線、その他のコンセントも二か所は必要です。

 
しかし「納戸」であればそれらがついていない可能性があります。

その点を必ず確認してください!!

 

合わせて覚えておきたい「無窓階」


似たような建築用語で「無窓階」があります。

「無窓階」とは消防法に出てくる言葉で、「避難上または消火活動上有効な開口部を有しない階」を指します。

どのようなことかというと、火災時などの非常時に、中にいる人が外に避難するために、
または駆けつけた消防隊が救助や消火活動をスムーズに行うために、
 
一定以上の大きさの開口部(窓)を、そのフロアの床面積に対して1/30以上設けなさい、
 
と定めています。

 
その必要な開口部が取れていない階を「無窓階」と呼びますが、
もし「無窓階」であれば、避難や消火活動がしにくい構造の建物ということになり、
屋内消火栓やスプリンクラー等の消防用設備の設置基準が厳しくなります。

マンションの場合はたいていどの部屋にも一定以上の大きさの窓とバルコニーがついており、
無窓階扱いのフロアは少ないでしょう。



ちなみに、ゲストハウスなどの旅館業を営むときの室内の規定にも
窓の面積の規定がございますので要注意です!

規定内の面積でないと、客室としてみなされないので必ず確認を!



納戸といいますと、本当に収納スペースだとイメージつきやすいですが
コンセントなどの確認さえクリアしていれば居室として利用できるので便利ですね♪


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