2018年11月18日
不動産取引の基礎知識
皆様こんにちは!
本日は不動産の取引で必ず押さえておきたい基礎知識をお話したいと思います。
主にこれから不動産を売却される方に読んで頂きたい内容になります。
・なかなか思うように売却が進まない
・売却依頼してもなかなか案内に来てもらえない
上記のようなお悩みをお持ちの売主様にも読んで頂ければ幸いです。
絶対に知って頂きたい、【両手取引・片手取引・レインズ・物件の囲い込み】これらについてお話します。
両手取引とは?
取引を手と考えて下さい。
物件を預ける際、購入の仲介を業者に依頼する際、あなたはその不動産業者と手をつなぎます。
この業者さんが同一の不動産業者Aに依頼する場合、両手取引となります。
図で表すと下記のような形ですね。
売主様⇔不動産業者A ⇔買主
不動産業者的なお話をすると、一番理想的な取引です。
宅建業法で401万円以上の不動産取引の場合は買い側、売り側から共に3%+6万円(税抜き)が限度となっております。
つまり、一度の取引で6%+12万円(税抜き)の報酬が受け取れるわけです。
片手取引とは?
先程のお話をふまえて、片手取引のご説明です。
売主様が不動産業者Aに依頼し、購入希望者が不動産業者Bに物件を紹介してもらって取引するとします。
その図が下記になります。
売主様⇔不動産業者A ⇔ 不動産業者B⇔買主様
不動産業者間では金銭のやり取りが有りません。
不動産業者Aは売主様から、不動産業者Bは買主様からそれぞれ3%+6万円(税抜き)の報酬を頂くこととなります。
つまり、片手取引と両手取引では不動産業者の報酬が倍にも違うのです。
やらしい話で申し訳ございません( ;∀;)
レインズとは?
売主様からお預かりした不動産の情報は基本的に【レインズ】という不動産流通機構の運営する流通サイトに情報を掲載する必要があります。
弊社の商圏では、【近畿レインズ】に掲載させて頂きます。
このレインズに掲載することにより、全国の不動産業者が 物件情報や販売資料を閲覧することが出来るのです。
そうすることにより、 閲覧した情報を既存顧客に紹介したり、自社のHP掲載、ポータルサイト、紙面広告に掲載することが出来るのです。
レインズに掲載するだけで、 多くのお客様に情報を提供できるようになるのです!
物件の囲い込みとは?
【両手仲介】で取引出来れば【片手仲介】の2倍稼ぐことが出来る為、不動産業者は自社で買主様を見つけられるまで情報を隠しておきたいわけです。
先程のお話から繋がるように、自社で買主様を連れてこれば売主様からも買主様からも仲介手数料を頂けます。
しかし、レインズに登録して他の不動産業者に買主様を連れて来られると、買主様からは他社の不動産業者に仲介手数料を支払われ、売主様からしか仲介手数料を貰えません。
レインズに掲載すれば簡単に情報を拡散し、露出を増やすことにより、早期、高価売却を目指すことが困難になってしまい、結果的に売主様の希望に添えない可能性が高くなります。
これは、売主様からの信用にも傷がつきますね。
弊社ではお客様からお預かりさせて頂きました物件に関して、囲い込みをさせて頂くことは御座いません。
勿論、自社でお客様を探す為の努力は勤めさせて頂きます。
しかし、レインズに掲載し他社様のお力を借りることにより早期・高価での売却を目指すことを第一に売却活動させて頂きます。
他社様でなかなか進捗が無い、思うような提案が受けられなかった等のお悩みのお持ちのお客様、
是非弊社の営業担当にお声かけ下さい!
京都市 伏見区 醍醐、石田、日野の不動産の事なら
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